自分の子どもが発達障害かもしれない?その1(前編)

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“発達障害”

誰でも一度は聞いたことがある言葉ではないでしょうか?

ハリウッド俳優、有名アーティスト、ドラマの登場人物・・・

耳にするけど、実際のところ“発達障害”とは・・?
今回はその中でも、自閉スペクトラム症という障害について焦点をあててみます。

①発達障害とは
②自閉スペクトラム症

①発達障害とは

生まれつきみられる脳の働き方の違いにより、行動面や情緒面に特徴がある状態のことを指します。そのため、生きづらさを感じたり、養育者が育児の悩みを抱えたりすることもありますが、躾が悪かったから、などが要因ではありません。同じ障害名でも特性の現れ方が違ったり、いくつかの発達障害を併せ持ったりすることもあります。

しかし、発達障害があっても、持っている力を活かしやすくなったり、日常生活の困難を軽減させたりすることができます。そのためには本人や家族・周囲の人が特性に応じた日常生活や学校・職場での過ごし方を工夫することが必要です。

②自閉スペクトラム症(ASD)とは

自閉症、高機能自閉症、アスペルガー症候群を総称したもので、特徴としては対人関係が苦手強いこだわりといったものが挙げられます。早ければ乳幼児健康診査で指摘されることもあります。

対人関係が苦手といってもパターンがあり、

 孤立型 ・・・・・・ 1人遊びを好み、他人が存在しないかのように行動してしまう
 受動型 ・・・・・・ 他人を避けようとせず、話かければ応答がある
 積極・奇異型 ・・・ 他人と交流をしようとして話しかけるが、一方通行になりやすい

などが挙げられます。


自閉スペクトラム症には、これらの特性があることによって生活に支障を来たす場合もあり、福祉的または医療的サポートが必要な状態まで幅広く含まれます。なぜ自閉スペクトラム症になるのか原因はまだ分かっていませんが、生まれつきの脳機能の異常によるものと考えられています。


 特 徴

自閉スペクトラム症は「コミュニケーションの障害」と「興味や行動への強いこだわり」という2つの特徴を併せ持っています。どちらかだけという子どもが多くいますが、どちらか一つだけでは、自閉スペクトラム症とは診断されません。

コミュニケーションの障害」という特徴からの診断基準は以下となります。

・会話のやりとりや感情を共有することが難しい
・人と交流する際、身ぶり手ぶりなどの非言語的コミュニケーションがとれない
・年齢に応じた対人関係が築けない


興味や行動への強いこだわり」では、以下の4項目のうち2項目以上当てはまるかが診断基準です。

・常に同じ動きや会話を繰り返す
・同一性への強いこだわりがある
・非常に限定的で固執した興味がある
・音や光などの感覚刺激に対して、極度に過敏。あるいは鈍感

上記の条件を満たすと、「自閉症スペクトラム症」と診断されます。
「自閉スペクトラム症」を3つに分類した場合の特徴は以下が挙げられます。

自閉症
 言葉の遅れや知的障害を伴い、人とコミュニケーションをとることが困難である

高機能自閉症
 自閉症と変わり知的障害は見られない。しかしコミュニケーションは困難で、言葉の遅れもある。

アスペルガー症候群
 知的障害はなく、人によっては優れた才能を発揮することがある。
 しかし、コミュニケーションをとることは少し苦手。

いかがだったでしょうか?
「もしかして」頭の中に浮かんだ方や、自身のお子さんのことがよぎりましたか?
不安になったり、心配になってしまうかもしれません。

でも、大切なことは「こういった特性をどう捉え、どんな対応ができるか?」だと思います。


また別のコラムでとりあげたいと思います。